with a pair of yellow glasses

German, music, Perfume, Kalafina

緑の恐怖 ウルトラセブン第2話 その1

このエピーソードもサタイトルの付け方がイイね。
どちらかといえぱ肯定的なイメージの強い「緑」と、対極のイメージの強い「恐怖」という言葉の組み合わせ。

半年にわたる宇宙ステーション滞在から1週間の休暇で防衛軍の石黒隊員が戻ってくる。
その石黒隊員の自宅には前夜、謎の金属製物質が飛来していた。

さて、石黒隊員をダンとアンヌが自宅まで連れていくのだが、第2話にしてすでにダンとアンヌはかなり仲良くなっているように見受けられる。
ウルトラマン科学特捜隊にも女性隊員はおったけど、隊員男女のほのかな恋愛を描いたのはセブンだけだろう。

実は石黒隊員はワイアール星人に捕まっていて、石黒邸に飛来した謎の物体の中に閉じ込められており、地球に帰任した石黒隊員は偽物なのね。夜な夜な植物人間に変身しては市民を襲い、同じ植物人間に変えるというホラーな事件を引き起こす。

ここでウルトラ警備隊のキリヤマ隊長が

市民の夜間外出を禁止

と凄いことを言い出す。さすがウルトラ警備隊隊長ともなれば、市民の安全という錦の御旗があれば、内閣総理大臣ぐらいの権限を持っているようだ。

石黒隊員の奥さんも襲われかけたことから、石黒夫妻は箱根の別荘に避難することとなり、小田急ロマンスカーで移動。
車内で偽物の石黒隊員が正体を現し、ワイアール星人に変身。
金属製物体に閉じ込められていた本物の石黒隊員を救出したウルトラ警備隊が乗客をなんとか救い出すのだが、脚の悪いじいさんが逃げ遅れてしまう。
そこでダンがじいさんを助け、トンネル内の陰に運ぶわけだが、ここでワイアール星人は巨大化。
ダンもセブンに変身して巨大化。巨大化により崩れるトンネル。
さっきのじいさん今死んだぞ、セブンがトンネル崩したせいで死んだぞ、絶対。

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ワイアール星人のビジュアルもいいよねー、ホラー感にあふれるこの回の雰囲気にぴったり。
植物状のからだの随所に鏡が嵌め込んであるのよ。これ、植物が、からまりあって、隙間から向こう側が見えている、ということを表現したとのこと。工夫してるよねー
でも、巨大化することで、話の雰囲気がホラーから怪獣モノに変わってしまった。巨大化しないままにしておけば話の雰囲気に一貫性が生まれたのに、惜しいことだ。
また、ワイアール星人は巨大化しても肉弾戦が強くなる訳ではなく、あっさりとセブンに倒されちゃうのね。やっぱ巨大化は無用だったと思うな。


話の最後に、地球防衛軍極東支部長官から、


事件はすべて解決した。ウルトラ警備隊の活躍に感謝する


とメッセージが入り、隊員たちは


その言葉はウルトラセブンに言ってやってほしいな


とお気楽にも談笑してるわけ。
お前ら甘いぞ。長官はご存知なんだ。この回ではウルトラ警備隊は全く活躍してなかったことを。それでいて、思いっきり皮肉を込めて先の発言に至ったに違いない。
なにせ、この回でウルトラ警備隊がやったことは、ほとんど車を運転したことだけだったからな。