with a pair of yellow glasses

German, music, Perfume, Kalafina

姿なき挑戦者 ウルトラセブン第1話 その3

さて、出動したウルトラ警備隊だが、謎の青年モロボシダンに行く手を阻まれ、ぶちギレてモロボシダンに向かってガスを噴射する。
民間人に対して問答無用でガス噴射って、地球防衛軍自衛隊やら警察やらと比較しても絶大な権力を持っているようだ。
シリーズ通していえるのだが、地球防衛軍とりわけウルトラ警備隊は異常に好戦的なんだよな。


結局クール星人の罠にはまる寸前をダンに助けられた警備隊は、ダンを基地に連れて帰る。

「通りすがりの風来坊」を「秘密基地」に連れて帰る(笑)


そうこうしているうちにクール星人の見えない円盤の攻撃によって京浜工業地帯は壊滅しちゃったりする。当時の日本の重厚長大の産業構造を考えると、あの時点で日本の経済は完全崩壊だったんだろうな。

そんな状態なのに小田原評定ばかりで有効な策を打ち出せない防衛軍、ダンの特殊噴霧装置で円盤に色をつけてはどうか、との提案を受け入れ、ようやく重い腰を上げる。
ウルトラ警備隊の喧嘩っぱやさとは対照的な防衛軍幹部の優柔不断さ。

さて、突貫工事で完成した特殊噴霧装置を装備したウルトラホーク1号が発進するが、すごいよね、この時代に、戦闘機が3つに分離して、また合体するわけよ。後の時代に大きく影響を与えたアイデアだと思うのよね。

特殊噴霧装置作戦は成功するんだけど、ドッグファイトはクール星人に分があり、ウルトラホーク1号は不時着。

機外に脱出したダンはおもむろにポケットからカプセルを取りだし、放り投げる。
登場したのは愛すべきウィンダムだ。

このシーンまで、ダンはただの風来坊であり、ヒーローであるということは一切明かされてない。ウルトラマンの場合は、ハヤタ隊員にウルトラマンが乗り移るシーンが冒頭にあるので、誰がヒーローなのかはかなり早い段階でわかっていたのだが、セブンではこのシーンまでわからんのよね。このあたりの脚本はなかなか洒落てると思うわけ。

さらにカプセル怪獣というアイデア、これはすごいよね。まさにポケモンを先取りしていたわけだ。初回はウィンダムの登場だったけど、カプセルのケースにはまだいくつかのカプセルが収納されていることが映っていたので、他にもある?と期待を持たせてくれる。

でも、ウィンダム、弱い。
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残念ながら弱いのだ。

結局ダンウィンダムをカプセルに戻し、自分がセブンに変身して、クール星人の円盤に捕らえられていた人達を救出して、円盤を宇宙空間に運び、破壊する。

最初からそうすりゃいいのに、なんて考えるのは野暮なことなのだろう。

かくして第1話は終了。
最後に、通りすがりの風来坊のはずだったモロボシダンウルトラ警備隊の隊員として採用されたことが紹介されて第1話は幕を閉じる。

ウルトラ警備隊ってそんなに簡単に入隊できるのか?いや、ダンはきっと上部機関である地球防衛軍の上層部に強力なコネを持っていたに違いない